療育って言葉を聞くとどう思いますか?療育って言葉を聞くとちょっとハードルを高く感じますよね。
今回の記事では息子の療育の第一歩。保健センター主催の「親子教室」についての体験談です。
親子教室は、
等して発達が気になる子の様子を見る場として紹介されるケースが多いです。
診断の有無も必要ないうえに、子どもにとっては楽しい内容が多く身構えずに参加できる教室です。
発達が気になる子の最初の一歩としておすすめです。
我が家の場合、親子教室で相談していなかったら、必要な支援に巡り合うのが遅くなっていたのではと思います。
この記事がどなたかの参考になれば幸いです。それではスタート!
記事を読む前に(注意事項)
多くの自治体で類似の教室はありますが、親子教室の実施場所・名称は自治体によって異なります。
この記事は、我が家の経験に基づいて書いていますが、福祉制度は自治体によって様々です。
参考程度に読んでいただければ幸いです。気になる点や不明点があれば、それぞれの自治体に直接確認することをお勧めします。
親子教室とは?

概要
我が家が利用した親子教室は次のような内容でした。
利用方法
親子教室は、主に保健センターで紹介され利用できます。
利用にあたって特別な手続きは必要ありません。
発達障害の診断の有無も関係なく利用できます。
我が家の場合

まず、3歳児健診時に担当の保健師さんに発達で気になる点を相談しました。
一般的な3歳児健診の内容が一通り終了した後、当日のうちに個別の発達相談の時間を設けてもらいました。
個別相談は
といったものでした。
そして、心理士さんからも客観的な目線で発達で気になる点を指摘され、親子教室を紹介されました。
どんな人が利用してる?

繰り返しになりますが
発達障害の診断の有無は関係ありません。
息子を含め数人多動かな?と思える子が居るぐらいで、他の子は「なぜ教室を利用してるのかな?」と思う子ばかりでした。
保護者の方とお話しすると
などの特性がある子もいましたが、すぐにはわからない程度です。
参加前は、明らかに障害特性が強い子しか参加できないのではと身構えていましたが、そうでもないようです。
多くのご家庭は以下のような目的で利用していました
発達障害は目で見てすぐわかる障害ではないので、
親子教室は、子どもの様子を観察し、必要ならば療育へ繋げるという意味合いも強いように感じました。
内容

- 来所
- 開始時間まで自由遊び(その間保護者同士や先生と自由に会話)
- おもちゃ片付け
- 出欠
- 手遊び歌
- リトミック
- 親子体操
- レクリエーション活動(各日テーマあり)
- 終わりの会、挨拶(紙芝居・絵本など)
レクリエーション活動はその日によって異なり、1日1テーマの活動がありました。

活動にもコミュニケーション能力向上や五感を刺激し発達を促すなどの目的はあるようですが、普通の園の活動とほとんど変わらず、子どもたちは楽しく過ごしていました。
幼稚園のプレといった感覚です。
しかし、幼稚園のプレより人数も少なく、先生のサポートも手厚いです。それぞれの子にあった適切な配慮もしてくださいます。
多動傾向の強い息子でしたが、先生も保護者もおおらかに受け入れてくれて安心して過ごせました。
当時、息子のできないことばかりに目が行ってしまって悩んでいた私ですが、
親子教室は、息子の良いところをしっかりと見てくれて褒めてくれることも多く、とても温かい場でした。
費用
保健センター主催(自治体)で費用もかかりません。
活動内容によっては汚れていい洋服もしくはエプロンなどが必要と言われたこともありましたが、特別に準備が必要になるほどのものはなく、その点も心配ありませんでした。
兄弟は?

親子教室の間、当時1歳だった下の娘は別室で預かってもらっていました。
また、赤ちゃん連れのお母様もいらっしゃいました。兄弟がいても参加しやすいように柔軟に対応してくださってる様子でした。
*兄弟児の預かりがあるかどうかは、自治体によって差があると思いますので、詳しくは直接ご確認ください。
面談

2か月の期間中、1回心理士さんとの面談がありました。
親子教室での子どもの様子の振り返り、普段の生活での困りごと、悩み相談などができました。また、自分の子の成長に対して専門家からの客観的な意見も聞くことができました。
2か月期間が終わるころの面談だったので、その後どうしたいか親の希望を確認する意味合いもありました。
と伝えました。
アフターフォロー
半年後に入園前再度面談
等様々なことを話しました。息子も少し成長し、できることが増えたものの、日常の困り感は依然として変わらずでした。
入園が決まっていたので、入園後に再度様子を話すことになりました。
関連施設との連携

そして、約束通り入園後に再度保健センターの心理士さんから電話があり、
等を相談しました。その後、療育センターを紹介してくださり、
療育センターの担当者へ、息子の特性を話してくださり、引き継いでくださいました。
まとめ
親子教室の利用~その後

図解でまとめると上のようになります。
発達が気になる子の様子を見る場として親子教室は利用されることが多いです。
その後必要に応じて療育機関へ繋がることもあれば、親子教室のみで終わる子もいます。
親子教室のメリットデメリット
親子教室のメリットデメリットは以下の通りです。
親子教室は、療育への最初の一歩としてオススメです。
乳幼児健診を行う保健センターは皆が利用する場なので相談しやすいと思います。
発達が気になるお子さんがいらっしゃる方は相談を検討してみてください。
この記事が、どなたかの参考になれば幸いです。