子どもの睡眠は大切。けれど、簡単にはいかないのが子育て。
赤ちゃんが夜中に起きてしまったとき、実際、みなさんはどのように対応していますか?
- 授乳する
- がんばって抱っこで寝かせる
- パパが寝かせる
- そのままにしておく
いろいろな答えがありますが、一番多い答えが「授乳」だと思います。
今回の記事のテーマは、寝ない赤ちゃんだった息子の断乳後の睡眠の変化です。
息子は、親が育児ノイローゼになるくらい寝ない赤ちゃんでした
とくに息子のように発達障害(ADHD・自閉症)の子は寝ない子が多いと言われています。
しかし、現在は親の寝かしつけなしで子ども達だけでとてもスムーズに眠れています。
この記事が赤ちゃんの寝かしつけで悩んでいる方の参考になれば幸いです。
それではスタート!
発達障害と睡眠障害の関連性
発達障害の有無に関係なく、赤ちゃんが寝ないのはよくあることなのでは?そう思った方もいるかもしれません。確かに、発達に問題がなくても寝ない赤ちゃんは多いですよね。
ですが、発達障害の子は定型児よりも高い確率で睡眠障害を併発していると言われています。
自閉症やADHDなど、発達障害と診断された人は高い確率で睡眠の問題が起こります。特に乳幼児期には、寝つきが悪かったり、ちょっとの音で目を覚ましてしまい、途中で目を覚ますとなかなか寝ないなど、年齢相応の睡眠リズムが確立しにくい傾向が顕著にみられることも知られています。
引用元:『睡眠障害の子どもたち』大川匡子編著 合同出版刊p49より
発達障害に伴う感覚過敏
感覚がとても敏感で、生活に大きな不便があることを「感覚過敏」と言います。
- 聴覚過敏:特定の音がものすごく苦手
- 触覚過敏:特定の肌触りの服は絶対に着れない
- 視覚過敏:明るい屋外をとてもまぶしくかんじる 等
発達障害の人にはこの感覚過敏の症状を持ち合わせている人が多いといわれています。(ただし、感覚過敏=発達障害というわけではありません)
発達障害による感覚過敏で寝ない息子
後に発達障害と診断を受けた息子も当時から感覚過敏の特性がありました。
息子の場合は、その「感覚過敏」が眠れないことを助長しているようでした。
- 敏感すぎる背中スイッチ→無限抱っこ
- わずかな光や音にすぐに反応(ミッションインポッシブル状態)
- 隣で寝ている私が寝がえりをうつと起きる
上記は、赤ちゃんあるあるかもしれません。ですが、どれも度を超す過敏さでした。
筆者は、息子と娘の二人の子がいますが、圧倒的に息子のほうが大変。
息子の寝かしつけ難易度は高いほうとだったと思います。
寝室のドアを閉めていても、すきまからもれてくる光や音に反応するぐらい敏感だったため、寝室の隣のリビングでは、子どもが寝ている間は常に暗く&静かに過ごしていました。
毎晩仕事で遅く帰ってくる夫は、
- 忍者のように音を立てないように動き
- 豆電球しかつけられない薄暗い部屋で
- ワイヤレスヘッドフォンをつけてテレビを見ながら晩御飯を食べる生活
うっかり音をたてて起こしてしまった時には、
妻から鬼のような目で睨まれる
という・・・・・生活でした。
ごめんね!てへっ♡
原因は寝かしつけの授乳?
そんな中、授乳が頻繁に起きる原因になっているケースがあることを知ります。
- おっぱい=安眠グッズになる
→授乳がないと眠れないようになって、一人で眠れない
→眠りが浅くなるたびに安眠グッズ(授乳)を求める
といった状態です。
あれ?もしかして、息子も同じかも?
当時の息子の授乳の様子
息子は、1歳2か月の断乳まで、完全母乳で育ちました。粉ミルクを嫌がる子だったため、母乳のみです。
- 平均1日12回もの頻回授乳。
- 単純計算で2時間おきに授乳していたことに
- 離乳食が増えても、他の水分摂取量が増えても回数変化なし
超頻回授乳。
何度も授乳回数を減らそうとしたものの、おっぱい星人は強敵で母はいつも完敗でした。
夜間だけ断乳するという方法も試してみましたが、ことごとく失敗。
母は24時間エンドレス頻回授乳で「うるおい」なんてものとは遠い存在と化してました。
頻回授乳が寝ない原因になっていた
感覚過敏で何をしてもなかなか寝なかった息子。
唯一、寝かしつけに効果的だったのが授乳でした。
赤ちゃんが夜中に起きてしまったとき、授乳で寝かしつけてる方も多いのではないでしょうか?
でも息子の場合、この頻回授乳が寝ない一番の原因だったのです。
- おっぱい=安眠グッズになる
→授乳がないと眠れないようになって、一人で眠れなかった
→眠りが浅くなるたびに安眠グッズ(授乳)を求めていた
一番効果的で簡単だった授乳ですが、寝かしつけを授乳に頼りっぱなしだったことがあだとなり、
息子自身の力で寝る力を育てることができていなかったのです。
すごく心当たりがありました
断乳決行
そして、栄養面で心配がなくなった時期に断乳を決意します。
断乳決行のタイミング
- 1歳2か月
- 離乳食ほぼ完了
- 麦茶等で水分補給ができる
すると
親子ともに1~2時間程度の細切れ睡眠だった生活が大きく改善!
最初数日は授乳を求めてよく泣きましたが、
断乳3日目ぐらいからは驚くほど寝るようになり、7時間ほど続けて寝るという奇跡が・・・!!
寝かしつけとして一番楽だった授乳が、実は息子の熟睡の邪魔をしていたようです。
こうして、息子の細切れ睡眠は改善しました!
注意
母乳育児には、大切な親子のコミュニケーションという側面もあります。
筆者は全員に断乳を勧めているわけではありません。
断乳・卒乳にはその親子にあったペースやタイミングありますので、参考程度に考えて頂ければ幸いです。
- 栄養状態
- 離乳食の進み具合
- 他から水分補給が可能か
- 親子の気持ちが整うタイミング 等
総合的に判断してくださいね♪
まとめ
- 発達障害の子は定型児よりも高い確率で睡眠障害を併発している
- 夜中の頻回授乳が細切れ睡眠を助長しているケースもある
- だだし、断乳・卒乳にはそれぞれの親子のペースがあるのでその点を注意し総合的な判断が必要
息子の場合、「断乳したら寝るようになる」というのは本当でした。
次回予告
断乳によって、朝まで寝てくれるようになった息子。
ところが、息子の睡眠の問題はこれだけではありません。
もう一つの問題は、
「寝つきが悪く眠りにつくまでの時間が長いこと。」
昼寝?そんなものしてもしなくても、寝ないのです。
断乳後~5歳ごろまでは、この寝つきの悪さと戦っていました。
実は最近、息子本人から寝なかった理由を教えてもらったんです
ということで、次回は
- 息子本人が明かした寝なかった理由
- 入眠障害を改善した方法・対策
- 発達障害の子の寝かしつけNG行動
についてです!
おそらく、発達障害の子は同じような子が多いと思います。
良かったら読んでくださいね♪
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